[ペンペン草]

なんかへんだョ「日本語」

Apr. 02nd 2000

ついに出た!! テレビで・・・

『丁寧語・尊敬語・謙譲語』以前から乱れていたが・・・

私自身日頃から、間違えだらけの言葉を使っているので、そう偉そうに言えた事ではないのですが、 昨日テレビで、「ここまでの提供は、皆様の未来を提案する○○株式会社・・・・」
と来たので、もう我慢ならん!!とキーボードを叩き始めました。

かなり昔から国会中継などを聞いていると、丁寧語の積もりでか、自分の行為にまでやたらに「お」「ご」を付けていて、 とても気になっていました。 私自身も、例えば自分の行為に「ご連絡」「ご報告」「ご提供」などに「申し上げる」を付けてかなり平然と 使っていたりします。
これらも全部「ご」を取って、・・・・申し上げる。・・・・・差し上げる。で良いのだと思います。

相手の行為に「お」「ご」をつけるので、つい自分の行為に付けてしまうのでしょう。
「お」「ご」を、相手の行為に付ける事で、もう一つ以前から気になっている事があります。
「お見積もり」「ご請求」です。「御見積書」はかなり前から、恐らく名詞に「お」の丁寧語から 来ているのだと思いますが、相手には「お見積もりをお願いします」となり、自分では「見積もり致します」 または「見積もりさせて戴きます」が、恐らく正解だと思います。
「ご請求」は、今までは少なかった様に思いますが、だんだん蔓延してきた気がします。 「御請求書」なる印刷物が出まわってきたからです。

近い将来きっと・・・

ところで、昔は「ご霊前」と言うのし袋は無かったそうです。「○○料・金○○」と書いて、 言葉で「ご霊前に・・・」と言っていたそうです。それが印刷物が出まわってしまって今の様になったのだそうです。
この調子で行くと近い将来「ご請求書」「ご検針のおしらせ」「商品ご発送のおしらせ」等が届く様になり、 テレビを点けると、「提供は、皆様の未来を提案する○○株式会社・・・・」と言う時代が来るのでしょう。

もっとも、こう書きながらだんだん自信が無くなりつつあります。
つまり、何が正しくて、何が正しくないか。
また、先の例の様に正しくないのを百も承知で、使っている場合もあります。
以前、野球解説の掛布さんが「もう、これ以上点をあげたらいけませんねぇ。」と言って、 大バッシングに合いましたが、このレベルの間違いなど、それこそ「枚挙に暇が無い」とお思いに成りませんか。

規制はできなくても

『言葉』ですから、法律で規制する訳にも行かないでしょうが、マスコミに載る時くらいは 一定の指針とか、自主規制があっても良いのではないでしょうか。

日本語だけでなく、英語などの外国語でも、明らかに間違えた使い方は、マスコミの影響力を考えて、一定の規制があってよいと思うのですが・・・。 (第2公用語などと言う前に・・・)

冒頭にも書きましたが、「お前の日本語が成ってない!!」とのご指摘は無用に願います。 ・・・・・・・・ごもっともです。ハイ!! (^^;)



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