1月末、予てからの「アフガン復興支援会議へのNGO参加問題」で、予算案決議が遅れたとして、当事者である
田中眞紀子外相、野上事務次官、の更迭され、鈴木宗男議員の議運委員会議長辞任をもって、三方一両損という裁定がくだされた。
ところがこれで納得しないのは国民!! おっと、私も納得がいかない。
そもそも、小泉人気なんてのは、田中眞紀子と同様で、普通では言わない事をズバズバ言って、「あぁ、この人なら今までの自民党政治とは、違う事を
やってくれるのではないか・・・」と言う期待感だけで高くなっていたのだ。
取りあえず、言う事は言っていたが、実績は何も無い。最近ささやかれている「支持率最低の前森総理の時でも、株価はまだ高かった」
と言うとおり、バブル後の最安値を更新、円、債権とのトリプル安を実現しただけである。
今になってマスコミも世論を気にしてか、多少眞紀子さん寄りの報道をしているが、それでも「外交は何もしていない」「歴代の外相で最低」などと
評価している。
果たしてそうだろうか?? 歴代って・・ただ官僚の成すままのあやつり人形に過ぎなかったのではないでしょうか。
今回の問題でも結局、「だいたいやねぇ」の竹○氏ですら、「専門家は田中さんの評価は低いが、素人は指輪なくした
どうやこうや言うのが、身近で受けがいい」と言うような発言をしている。
さらに、小泉総理の更迭前の「女の涙」発言、それを受けて「言った言わない・・・と、次元の低い事を言っていて、もっと大人になりなさい」などと舛○氏が言っていた。
はっきり言って国民を馬鹿にしているのは、いつまでもそう言う見方しかしていない彼らである。
今回の支持率急落は、「抵抗勢力に擦り寄る小泉さんにはもはや期待できない」「このままでは改革は進まない」「改革が進まなければ、日本売り」「日本売りが横行すれば更なる株安」
「更なる株安で惨憺たる3月決算」「景気回復どころか日本沈没」、多くの国民がこの辺りまでは考えての不支持なのだ。
「国民の何割はどうだこうだ」・・・こんな言い方は無いのです。
よく「国民の四割は無党派層です。」などと言うが、確かに無党派という点でははそうかも知れないが、理由と内容はみーんな違うと言う事を分からない人は、時代遅れと言わざるを得ません。
族議員、抵抗勢力だって直ぐに十派一絡げにしたがるが、特定の人や団体の利益のために、直接行政に圧力を掛けるのはとんでもないが、
国会の場で、政府に圧力を掛けるのは当然の行為だと思うのです。
平たく言えば、先の鈴木議員のように、役所に直接働きかけ、しかも役人がその圧力に屈してしまうなど、言後同断ですが(実は政府の統一見解ではこう言う事実は無かった事になっていますが)、
健康保険法の改正について、国会で質問するのはどう考えても同じ行為とは思えないのです。
つまり正規の議員活動だと思うのです。内容が政府の方針に反するかどうかと、行動そのものが不当だと言うのは区別すべきです。
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