[ペンペン草]

「東北関東大震災」
まさに地獄絵、未曾有の大災害

Mar. 24th, 2011


3・11東日本太平洋地震から・・はや2週間・・・

再起不能と思えるほどの惨状だが・・・

かつて経験したことの無いほどの大災害であり、直接被害だけでも数十兆、 完全復興には年間国家予算の半分ほどが必要と云う。。。 でも大丈夫。これまでもそうであったように、皆が英知を出し合って乗り越えることでしょう。

ただ、心配なのは原発だ。復興にも一般経済にも、日々の生活にも、もはや電力無しには何も語れない。

東京電力はそもそも一番の被災者

今日テレビのキャスターが、計画停電について。。。

「電気料の通知は各戸に配るのだから、計画停電のお知らせも一軒づつ配って回れ!」 といきまいていた。
停電になって、普通に来ている電気の有難さを実感するどころか、広報に協力すると言うどころか、どう協力するかでは無くである。
東電も被災者でしかもおそらく一番の被害者だと知るべきだろう。

今回の事故にしても、想定外の津波被害が無ければ、なんと云うことも無かった。
なぜ、もっと津波対策をしなかったのか・・・と云う声もあるが、充分過ぎるほどの対策をとっていても 間に合わないことはある。現に田老町?だか10Mの防波堤と三階建ての待避所だって今回は役にたっていない。
それほどの大地震だったのだ。

もう一つに電力は独占企業であり、無競争の中でやっているのだから、電力の安定供給は当たり前との意見もあるが、 今の満身創痍とも言える福島の状況を見ればとても言えまい。 今まで安定して質の良い電力を有難う!というべきだ。

東京消防庁のレスキュー隊や自衛隊には賞賛の嵐だが・・・

もっと危険な作業をしている人もいるぞ

3号機へのヘリからの散水。消防車からの放水。
確かに危険で、本当はイヤだけど誰かがやらねば・・・との使命感でやってくれたのだから、賞賛されるべきだろう。

しかし。線量そのもので云えば、もっと過酷な条件で、東電の職員、日立や東芝、さらにその下請けの技術者が、 使命感だけで作業していることを忘れてはならない。
現に今日、3号機地下で被爆したという。30cmほど水のたまったところでの作業で靴から水が入ったそうだ。

もともと、事故でなくても通常のメンテナンスでも、線量を管理しながら、人海戦術で交代しながら作業を行っている. そのため、福島だけでなく各地の原発の係員が協力しながら線量を総合管理している。
それが、今回は管理値を「消防の30mSv=期間がわからないが?」おそらく一桁くらい上の管理値、つまり過酷な 条件下で、「文句も言わず」作業しているのだ

停電の文句を言うのではなく

国民みんなが

甲子園の野球を応援するのも良いが、今第一原発で戦っている人たちを応援し、 感謝とリスペクトを表明しよう!!

このまま行くと原発などやめてしまえと

無責任な声が上がりそうだが。。。

今の計画停電だけでも相当参っているあなたに耐えられますか?
企業がまともに動けない環境で経済発展はもとより復興できますか?

今回の事故を教訓に津波対策、特に電源確保、冷却ポンプ確保を考えて、今定期検査中などで停止中の 炉や福島第二原発、場合によって第一の5,6号機を早く稼動させましょう。

今、原発を止めろと言うのは「危険だから車を全部止めろ」というに等しいと思う。

東電のまわし者と思われると悪いのでチョット自己紹介
仕事は実は40年近く前に、正に渦中の福島6号機の炉周りではありませんが配管の耐震設計を手がけました。
耐震計算のほか当時の通産向けの工事認可申請書などを作ったりしました。 でも小僧っ子の時数年だけで退職し、その後は、金属切削工具、素形材、鉄工所などに勤務し今はリタイヤしてプータローです。
住まいも20年前に東京から新潟に引越し、新潟に発電所がたくさんあるので東電とは、 縁はありますが利害関係は一切ありません。

余談ですが、当時は給料が5万くらいの時代に原発一機、1000億と言われてましたから、今は本体部 だけでも3000億以上なんでしょうね。廃炉は最低でも4機、場合によっては6機? 廃炉にするにしても、4号機で2-3年、他は10年? 大変なことなんです。



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