世の中には呼び方が変わったり、権限を持たされただけでその気になってしまい、自分が偉くなったと勘違いしてしまう人が少なくない。
ラーメン屋の「オヤジ」だって、ひところの行列ブーム以後すっかり偉くなって「こんな奴はうちのラーメンを食べる資格がない」
などと本気で云う奴がいる。
すし屋、レストラン・・・・しかりである。
昔から、「一見お断り」などあったが、今で云う「会員制」みたいなもので、一定の客層を維持したいと云うことでちょっと意味が違っていたし、入口にその旨を謳っていた。
偏屈な「オヤジ」が偉そうになったのは、テレビなどでオーナーシェフがもてはやされるようになってからではないだろうか。
まったく逆だが、病院では「患者さま」と呼ぶようになってから、「質の悪い患者」が増えたそうだ
人間と云うのは呼び方が変わると、こうも簡単にその気になってしまうのだろうか。
業務遂行上の必要から与えられた権限も同じで、道路の旗振りのガードマンは警察官にでもなったかのように勘違いしている人が多い。
皆さんはデパートの駐車場の出入り口で強引に止められた経験はないだろうか?
本来は付近の交通を安全円滑にすることが彼らの責務であるにも関わらず、その駐車場の利用者利便を一番にしていることが多い。
最近は私と同じような事を云う者が増えたからか、お辞儀をして付近の人や車を止めることが多くはなってきたが・・・。
だんだん話の要旨が変わって来てしまったが、最近呼び方で気になることがもう一つ。
匠とか職人と云う呼び方をあまりに簡単に使用してないだろうか?
つい最近も地元のテレビで、“今日は染色職人のOOさんをご紹介します。OOさんは女性でありながら、XX染の職人として大ブレイクしています。”だと。
年齢23才・・・えっ?23才。。。有り得ない。昔のように10歳位から小僧っ子で入ったとしても、まだ一丁前の職人とは呼ばれなかったぞ。
もっとも、3か月位の教室通って、終了するとすぐ先生になる人もいるから、面の皮が厚ければ何でも有りってことか。(-o-;
テレビでもいわゆる厚顔無恥の人がハバ利かせてますからね。
おっと、また二言も三言も多かった。(-"-;A ...アセアセ
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