ペンペン草


「店員」

June. 26, 2012


「店員」の接客がとても良いぞ

いまどき「店員」と云う言い方もレトロというか・・・

場合によって“見下してるのか!”とお叱りを受けそうだが、今回直接の対象はウェイトレスとホテルのフロント、 それも褒めるほうだから、敬意を込めて使ったつもりだ。

私は次男の就学の関係で、年に1-2回「弘前」に行く。
2週間ほど前もラグビー応援のため家内と二人、車で行ってきた。
高速道路だと磐越道と東北道を使って約580KM、軽い休憩を入れても6時間ほどだが、国道7号線で秋田を廻っていくと7時間位掛る。
それでも距離が約150km短いのと、完成している高速を全部通っても\2,250 ? (半額時)で安いために、最近は国道7号線経由が多くなっている。

さて、一般道を通って行くと最近は“道の駅”があちこちに整備されている。それも、グレードと云うかレベルの高い“道の駅”が増えている。
(勿論ピンからキリで、自由に使えるトイレすら整備されていないところもあるが・・・)
そんな中立ち寄った青森県内の“道の駅”レストラン・・・高速のSAより2割ほど安い値段で、結構レベルの高い料理を提供している。
ウェイトレスはと云うと、主婦のパート〜女子高生位までを若い男性マネージャが束ねていた。
この彼女らの接客が素晴らしい。。。訓練を受けたとおり「接客業はこうあるべき」を多少訛りのある言葉で実践していた。
この頃多い空々しい接客ではなく、心のこもった接客なのだ。

その昔国鉄が民営化されるとき・・・

過剰とも思えるサービスがあったが・・・

国鉄が民営化されるときに、出札口や改札でいちいち「ありがとうございます」と言ったり、 必要以上に丁寧になったのを覚えているだろうか?
今はほど良くなってきたが、当時は色々言われたものだ。ただ、「時代は変わった、JRは一所懸命だ」と云う気持ちが伝わった。 平たく云うと「すれてなかった」のだろう。

同じ事を“道の駅”レストランで感じた。さらに弘前市内の食堂でも、ホテルでも。。。
とにかく一所懸命、「お客を気持ちよくさせるのが、自分たちの仕事だ」と云う、接客の原点に出会った気がした。

またまたその昔・・・

ハウスマヌカンなどと云う言葉がはやり・・・

洋服屋の店員が客を見下すような態度をとり、しかもそれを讃えるような時代もあったが・・・
今レストランでも、メニューそのものを知らなかったり、マナーを知らなかったり、挙句の果てにファッションがダサかったりする客を見下している気がする。
言葉づかいはともかく、横柄な態度で客をあしらう慇懃無礼と云うやつだ。

そうそう、今年の春新宿の地下のサンドイッチ屋で、男の店員が二人前ふたりまえの接客をしていたら女の店員が「次の方」と云って一人前ひとりまえの接客を始めた。 そのうち男の店員の接客が終わったので、三番目で待っていた私がサンドイッチをその店員の前に出した。
その途端、「順番守ってください!・・・」と文字では表現できない強さで 怒鳴りつけられた。
どうやら、男の店員はレジ専門。女の店員は注文聞き専門で、オーダー品の出来上がるのを待っていたようなのだ。
だから、私にも非はあるのだが、その店独特のシステムを知らないからと云ってそんなに叱責されなくてはいけないのだろうか。

客の待ち時間が公平になるようにできたルールを守らせるのが、その店員の役目ではあるのだが、そもそも客を気持ちよく買い物させるためのルール の筈だ。客をどなってどうする?
でも、この手の話多くないですか?

呼び方が変わったり・・・

権限を持たされると・・・

世の中には呼び方が変わったり、権限を持たされただけでその気になってしまい、自分が偉くなったと勘違いしてしまう人が少なくない。 ラーメン屋の「オヤジ」だって、ひところの行列ブーム以後すっかり偉くなって「こんな奴はうちのラーメンを食べる資格がない」 などと本気で云う奴がいる。
すし屋、レストラン・・・・しかりである。
昔から、「一見お断り」などあったが、今で云う「会員制」みたいなもので、一定の客層を維持したいと云うことでちょっと意味が違っていたし、入口にその旨を謳っていた。

偏屈な「オヤジ」が偉そうになったのは、テレビなどでオーナーシェフがもてはやされるようになってからではないだろうか。

まったく逆だが、病院では「患者さま」と呼ぶようになってから、「質の悪い患者」が増えたそうだ
人間と云うのは呼び方が変わると、こうも簡単にその気になってしまうのだろうか。

業務遂行上の必要から与えられた権限も同じで、道路の旗振りのガードマンは警察官にでもなったかのように勘違いしている人が多い。
皆さんはデパートの駐車場の出入り口で強引に止められた経験はないだろうか?
本来は付近の交通を安全円滑にすることが彼らの責務であるにも関わらず、その駐車場の利用者利便を一番にしていることが多い。
最近は私と同じような事を云う者が増えたからか、お辞儀をして付近の人や車を止めることが多くはなってきたが・・・。

だんだん話の要旨が変わって来てしまったが、最近呼び方で気になることがもう一つ。 たくみとか職人と云う呼び方をあまりに簡単に使用してないだろうか?
つい最近も地元のテレビで、“今日は染色職人のOOさんをご紹介します。OOさんは女性でありながら、XX染の職人として大ブレイクしています。”だと。
年齢23才・・・えっ?23才。。。有り得ない。昔のように10歳位から小僧っ子で入ったとしても、まだ一丁前の職人とは呼ばれなかったぞ。
もっとも、3か月位の教室通って、終了するとすぐ先生になる人もいるから、面の皮が厚ければ何でも有りってことか。(-o-;
テレビでもいわゆる厚顔無恥の人がハバ利かせてますからね。

おっと、また二言も三言も多かった。(-"-;A ...アセアセ


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