NTT電話が不通になり利用者からの通報で調査した結果、
不通箇所が局から最寄り電柱までの、いわゆる本線で断線していた場合でも、
それまでの不通期間の基本料金を一切返金しないのをご存知でしょうか?
利用者が気付いて通報してから24時間以上不通状態が続いて、初めてその先の分が補償されるのだとか。
つまり利用者が気付かなければ、不通のまま何年でも利用料を取ることになっているのです。そして返金はされません。
しかも、不通に気付いて故障係に電話すると、修理に行って「もし故障個所が保安器以降の宅内配線だった場合は、
(修理をしなくても行った時点で)7500円の出張料が掛かります」と告げられます。
利用者は故障個所が宅内でない事を確認するか、宅内部の修理をそのまま7500円+修理代を払って頼むかを決めなくてはいけません。
つまり、故障個所が判明してから出入りの業者に頼む選択肢はありません。利用者にそのリスクを嫁しながら、NTTは何のリスクもないのです。
ご承知のように最近では、固定電話の利用は極端に減り、電話を架けることはめっきり減りましたが、
架かってくる方は昔より減ったものの、携帯番号を知らない懐かしい友人などからたまに架かってきます。
はたして、断線電話に掛けた場合架けた側にはどのように伝わるのでしょう?・・・
普通に呼び出し音が聞こえ、留守の状態に聞こえます。
つまり、この年賀状の時期、懐かしくて架けてくれても「いつも留守だなぁ」位に思い、
(話し中音のように)故障係に調査依頼はしてくれません。
こちらから架ける操作をしない限り気付かないのです。
単一回線でこれですから、複数回線の契約では1本くらい切れていても、なかなか気づかないでしょう。
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