[ペンペン草]

「雪でテレビが映らない!」

検証Dec.22nd 2023 Feb.8th, 2023 施工Feb.2nd, 2023


「BS110度CSのアンテナを上げた当初からではあったが」

これまで15年以上放置してきた

それはご当地は雪国と言われながらも、雪でテレビが映らなくなるのはひと冬でも2−3度。それも地デジまで見えなくなる事は更に例外的だ。
だから、映らなくなると屋上に出て、パラボラの雪を払って、また映らなくなるとまた払うと云う事を繰り返していた。 いよいよ見えなければその日は地デジだけで我慢していた。
写真(右奥の四角形)の如く地デジも雪が着きやすい形状だが、 周波数帯が違うため(周波数が高いほど反射も減衰もしやすいので)今まで映らなくなったことはない

ところが最近は地デジにロクな番組が無くなり、BS・CSの視聴が増えてきた。ご当地の積雪も増えてきたこともあって何とかしたいと考えていた。

さて、その原因だが、積雪で直接電波が乱れたり減衰して見えなくなるほかにも、積乱雲や降雨による減衰もある。
これは実際に雪が積もって無くても、夏の雷雨の時などでも衛星からアンテナ迄の間に積乱雲や降雨が有る事で「放送が受信できません」状態になる事が有ります。
降雨減衰と云うのですが、これはどうにも手の施しようがないのと、その雨や雲が立ち去れば元に戻るのでここでは捨ておきます。

次に対策としては1)アンテナカバーをつける。2)アンテナの設置場所を雪の降らないところに移す。3)アンテナに撥水塗料や解氷スプレイを塗る。4)融雪アンテナに切り替える
と云うのが一般的なようだが、実用になるのは、ある意味一つもない。

そこで目を付けたのが「水道凍結防止帯」

文字通り、凍結を防止するためのヒーターだ

NETで検索したら「電熱産業 水道凍結防止帯 IFTヒーター H型 1.0m【H-1】100V 13W 保温テープ付き 金属配管用」と云うのが出て来た。 しかも、1,389 円としごく手ごろな価格。但し、送料が880円

送料が製品代と大差ない事が気に入らず、地元の近場で探してみた。「山清(SANSEI)電気、HCE-1、1,480円」定格もほぼ一緒。
ついでにキャプタイヤのコードと雌型差し込みも買ったので3,000円ほどになった。

電源はコンセントが有ればそこから取ればよいが、どっちみち屋内にスイッチが欲しかったので屋上照明用の電気ブラケットを外してそこから取った
取り付けは至極簡単。但し、配管に巻き付けるべきヒーターを平面に円形にて付けるので各種テープでべたべたと貼り付けた。
*平打ちコード使用不可。屋外コンセントから取る場合はキャプタイヤの延長コードが必要。防水漏電対策を充分に。
Fケーブル等で直接つなぎ込むには電気工事士の資格が必要です

結果発表!

電源はペントハウスのスイッチで入り切りする

取説には既に凍ってしまっているアンテナを溶かす能力は有りませんと書いてあり、ヒーターの定格は100V12Wでサーモ付きなので、電気代はたかが知れている。
しかし、雪もないのに無駄に電気を流すのも馬鹿らしいので、取り敢えず最初だけ雪を払ってから通電する事にした。
そもそもが、仰角はご当地で36−37度だが、オフセット角が30度近く有り、見た目はほぼ垂直。だから、大雪や吹雪でもない限り不都合は起きない

で、どうなのさ?って?
その後受信が乱れるほどの雪が降らないので、取り敢えずこのままUPしておきます。(*- -)(*_ _)ペコリ

結局、昨シーズンに大した雪は降らず、今季検証できた。ヒーターの貼り付けが上半分なので上はきれいだが下は結構雪にまみれている。
それでも、現在2時間で27pの積雪にもかかわらずBS・CSオールチャンネル視聴できました。その後更に降り続いても大丈夫!大成功!


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