アウトブリード
5代前までの血統に同じ祖先を持たない配合。体質に不安がすくないが、産駒の爆発力に欠ける。
メジロマックイーンがアウトブリード馬として有名。反対語=インブリード
赤いリボン(あかいりぼん)
気性が荒く蹴るくせのある馬に目印としてしっぽに赤いリボンをつける。
上がり、上がり3ハロン(あがり)
終盤のこと。ゴール前の600Mのこと。また、かかった時間を上がりタイムと言い、普通35秒程度。
併せ馬(あわせうま)
2頭以上の馬で調教すること。芝、ダート調教時に選択可能。根性が付くほか、調子を変える時に有効。
アンドリュー・ベイヤー(Andrew Beyer)
はじめて、レース検討に別名ベイヤー指数と呼ばれる、スピード指数を取り入れた人。日本でのタイム理論やスピード指数は彼の理論が基になっている。
一番時計(いちばんどけい)
水、木曜の追い切りにおいて、調教コースでのその日最も速いタイムのことをいう。好調教イコール好走するという方程式を持つファンの心をくすぐる言葉。ただ位置取りやコースの馬場状態に影響されることも多く、必ずしも絶対視できない面もある。
1勝ハンデ(いっしょうはんで)
1戦1勝時のハンデにより、産駒の初期SP値を推測するもので、1勝ハンデは初期SP値(3歳6月4週時点でのSP値)や配合などによって決まるようです。
ここの、「最強馬生産編」でも触れていますが、どれも完全ではないので、能力の早読みは禁物です。
イレ込み(いれこみ)
興奮して落ち着きの無い様子。飛ばしすぎてスタミナを消耗したり、実力を発揮できない。
インブリード
5代前までの血統に同じ祖先を持つ配合。体質に不安が出やすいが、祖先の特長を活かしやすい。
インブリードの効果には、スピードアップ、スタミナアップ、回復力アップ、底力アップダウン、
早熟、晩成、気性難、ダート適性などがある。クロスとも言う。
たとえば父系の3代前と母系の4代前がハイペリオンならば、ハイペリオンの「3×4」という呼び方をする。
ウッドチップコース
木屑を敷き詰めた調教馬場。脚もとの負担がすくない。
馬ごみ(うまごみ)
馬が何頭も固まって走っている状態。
馬連(うまれん)
馬番連勝の略。出走馬の番号をもとに1,2着の組み合わせを当てる馬券のこと。
追いきり(おいきり)
タイムを計りながら馬を強く追って調教すること。一般にはレース前の水曜、木曜に追われる調教のこと。
オッズ
馬券が当たった場合の払い戻し倍率。
オープン
競走馬のクラス分けで、最上位のクラス。
折り合い(おりあい)
騎手と馬の呼吸のこと。人馬一体となってレースを運ぶことを「折り合いがつく」と言う。
かかる
イレ込みなどが原因で騎手の言うことを聞かず、前に行きたがること。騎手のコントールが効かないこと。
基礎牝馬(きそひんば)
活躍馬に共通する初期牝馬で、DSで市場取引される牝馬のこと。
格上挑戦(かくじょうちょうせん)
条件馬が自分のいる条件よりも上のクラスのレースに出走すること。
確定(かくてい)
着順が正式に決定されること。
関西馬、関東馬(かんさいば、かんとうば)
滋賀県栗東(りっとう)トレーニングセンターの厩舎に所属する馬が関西馬、茨城県美浦(みほ)の馬が関東馬。
脚質(きゃくしつ)
得意とする戦法を示し、逃げ、先行、差し、追い込み、自在の5分類。DSでは逃げ、先行有利
と言われているが、98では、差し馬に有利な展開も?
脚部不安(きゃくぶふあん)
ハ行や屈腱炎などで、レースはもちろん調教できない。放牧にだす。
距離適性(きょりてきせい)
それぞれの馬の得意とする距離。種牡馬の距離適性の影響やレース実績により判断。
実際にはあり得ないがDSでは、スプリンターでステイヤーと言うとてつもない馬も。
斤量(きんりょう)
レースで背中に背負う負担重量のこと。騎手と鞍の重量も含まれる。斤量の決め方によって、
馬齢戦、定量戦、別定戦、ハンデ戦に分けられる。
屈腱炎(くっけんえん)
脚の腱がはれて炎症を起こす。完治は難しく、再発もしやすい。放牧で約半年。
クラシック
競馬発祥の国、イギリスのレース体系にもとずき、4才馬だけで行われるG1レース
古馬(こば)
5才以上の馬。ただし、3才馬デビューの夏以降は4才を含める場合もある。
サイアー →種牡馬(しゅぼば)
差し馬(さしうま) →脚質
三冠馬(さんかんば)
4才クラシックの皐月賞、ダービー、菊花賞のすべてを取った馬のこと。→牝馬三冠(ひんばさんかん)
シャドーロール
臆病な馬の鼻の上に着け、下を見ない様にする装具。根性アップの効果も。浅原厩舎は付きやすい。
主戦騎手(しゅせんきしゅ)
特定の競走馬について、優先的に騎乗依頼される騎手のこと。人気が高ければ特定できる。
出走除外(しゅっそうじょがい)
出走頭数が多い場合、獲得本賞金が低いと除外される事がある。
種牡馬(しゅぼば)
種付けする牡馬。
受胎(じゅたい)
種付けが成功し、身ごもる事。4月種付けは5月に、5月種付けは6月にコメントされる。
賞金(しょうきん) →本賞金(ほんしょうきん)
スタミナ放牧チェック
放牧によって、スタミナがダート4本分削られること、またSTは調教やレース出走しない限り、
3歳1月1週から成長しない事を利用して、その馬の本来持っているSTを調べ様と言うものです。
放牧に出して、調教4本分ずつ削られる訳ですから、何回の放牧に耐えたかで、
3回耐えとか、4回耐えとか言うわけです。
さらに、STコメントが言われなくなった状態で、1回ダート調教してコメントされれば、
例えば4耐で1回調教で5回目が言われれば、4-3/4つまり、4.75耐えとなります。
因みにMax.は7.125耐えと言われています。
ステイヤー
長距離を得意とする馬のこと。
ステップレース
目標のレース前に出走するレース。また、クラシックの→トライアルレースを指すこともある。
ズブい
騎手が追っても反応が鈍く、なかなかスピードが上がらない馬。馬体重が重いほど、ズブい傾向。
スプリンター
短距離レースを得意とする馬。
末脚(すえあし)
ゴール前での馬の伸び脚のこと。
成長型(せいちょうがた)によるピーク
[超早熟]3才12月〜4才4月頃。[早熟]4才6月〜4才10月頃。[持続]4才12月〜5才4月頃。
[普通]5才6月〜5才10月頃。[遅普通]5才12月〜6才4月頃。[晩成]6才6月〜6才10月頃。[超晩成]6才12月〜7才4月頃。
セン馬(せんば)
去勢された馬のこと。森山厩舎は比較的多い
全兄弟(ぜんきょうだい)
父も母も同じ兄弟。父だけが同じ場合は兄弟と言わない。母だけが同じ時は半兄弟。
先行馬(せんこうば) →脚質
ソエ
前脚のひざ下あたりを覆う膜が炎症を起こす病気。
タイムオーバー
一着の馬がゴールしてから一定時間以上遅れて(DSでは24馬身以上)入線すること。
一ヶ月出走できない。
調教(ちょうきょう)
[ダート]強め以上でスタミナUP、芝より脚もとの負担小。[芝]強め以上でスピードUP。[ウッド]強め以上で、
スタミナUP、疲労、脚負担小。[坂路]2キロ減でスピードUP、4キロ減でスピードと気性UP。
[プール]4キロ減でスタミナUP。[単走]強め以上でダート、芝それぞれの効果。[併せ馬]勝負根性UP、調子変える。
[馬なり]効果なし。調子維持、入れ込み防止。[強め]それぞれの調教効果。[一杯]それぞれの効果+気性
[レース]スピード、気性UP、勝負根性UP
父内国産(ちちないこくさん)
日本で生まれた種牡馬の産駒のこと。馬名の前にマル父と表示される。
定量戦(ていりょうせん)
本賞金や実績に関係なく、馬齢と性別だけで斤量を決定する。
テン
最初、初めの意味。
出ムチ(でむち)
スタートで先頭に立ちたい時など、騎手がムチを入れ気合いを着けること。
当才馬(とうさいば)
その年に生まれた馬。馬はかぞえ年。
トータル・サム・リミット(とうたるさむりみっと)
TSL(トータル・サム・リミット) とは、繁殖牝馬としての産駒に伝える能力には蓋があります。つまり一定の能力以上の牝馬はすべて同じ能力とみなされ、これをTSL(トータル・サム・リミット)と言います。
また繁殖牝馬の繁殖としての能力は、単純に牝馬のSPとSTだけで決まり、気性、体質などは関係ありませんから、SP+STの限界(TSL)値の繁殖牝馬をTSL牝馬と言います。
トライアル
クラシックレース、秋華賞の3,4週間前の前哨戦のこと。皐月・スプリングS、ダービー・青葉賞、
菊・京都新聞杯、桜花賞・4才牝馬特別、オークス・オークストライアル、秋華賞・ローズS
逃げ馬(にげうま) →脚質
ニトロ理論
ニトロ理論とは簡単に言えば、効果の高い血を五代血統表中に詰め込む、というものです。
スピードアップの血が多ければ、それだけ産駒にもスピードを高める方向の影響が出るのです。
血統内に仕掛けられた爆薬のようなので「ニトロ」理論と呼ばれています。
そして勝負根性アップの血は産駒のスピード、スタミナの両方をアップさせる効果があります。
ニックス
系統の間の合う合わないのうち、相性のいい組み合わせのこと。
ハロン
1furlong=1マイルの1/8=201.17Mの距離のこと。実際は1ハロン=200M
ハ行(はこう)
脚をひきずるなど、歩き方に異常の見られること。自然に治る。
馬体重(ばたいじゅう)
馬の体重のこと。調教により減少。→理想体重(りそうたいじゅう)
輸送で-4Kgから-6Kg、レース出走で-2〜-10Kg
馬場状態(ばばじょうたい)
良(りょう)、稍重(ややおも)、重(おも)、不良(ふりょう)に分けられ、一般的には特に芝では
良馬場の方がタイムが良い。出走表の性齢の下に馬場適性が表示されている。
引っかかる(ひっかかる) →かかる
平場(ひらば)
新馬戦、未勝利戦を除いた条件戦のうち特定の名前のないレースのこと。
牝馬(ひんば)
メス馬のこと
牝馬三冠(ひんばさんかん)
4才牝馬限定の桜花賞、オークス、秋華賞をとること。
ブリンカー
ほかの馬を気にしたり、よそ見をする癖のある馬に、集中力を高める目的で視野を制限する装具。
ベスト体重(べすとたいじゅう) →理想体重(りそうたいじゅう)
放牧(ほうぼく)
牧場へもどすこと。ダート強め4回分のスタミナを失うかわりに、調子上向きになるため、レースに
調子を合わせやすい。一ヶ月は入厩できない。
牡馬(ぼば)
オス馬のこと。
本賞金(ほんしょうきん)
賞金の種類として、5着までの賞金、35万円の出走手当、父内国産馬奨励金があるが、本賞金は
一着(重賞は1,2着)賞金のこと。賞金が1200万円以上の時は半額が、以下の時は400万円が獲得賞金
に加算され、500万下、900万下、1600万下、オープンのクラス分けに使われる。
マイラー
1マイル(1600M)前後の距離を得意とする馬。
前のこり(まえのこり)
レースを引っ張る逃げ、先行馬が、直線でもバテずにそのままゴールしてしまうこと。
見習い騎手(みならいきしゅ)
デビュー3年以内で、通算100勝以下の騎手
みごとな配合
みごとな配合は、種牡馬の父父母父、父母母父、母父母父、母母母父の4頭の系統番号と、繁殖牝馬の父父父、父母父、母父父、母母父の4頭の系統番号が同じ数字だけで構成されているときに成立します。
つまり、父の見事系統と母の面白系統が同じ系統だけで構成されていれば見事。
見事配合はニトロ+6の効果があります。(SP・STとも)
メンコ(めんこ)
馬の顔を覆う布。砂をかぶって怯む馬のためや、耳まで覆った場合は音に敏感な馬への配慮である。
ただ馬の名前を入れたりしてファッション性を重視して装着するケースも多い。
持ち込み馬(もちこみば)
外国で種付けをして、日本で生まれた馬、つまり母馬のおなかにいる状態で輸入された馬。
以前は持ち込み馬もマル外扱いされていた(無敗馬マルゼンスキーが有名)。
最近はダービー馬フサイチコンコルドや桜花賞馬ニシノフラワーなど多くの持ち込み馬がGIを勝っている。
ただ優秀な馬を種付けているだけに高額で取引されることが多い。持ちこみ馬も日本で走って種牡馬になれば、その子供はマル父だ。
持ったまま(もったまま)
騎手が特別なことをせず、馬の気に任せて走らせること。2着以下を離して楽勝の時などにアナウンスされる。
盛り塩(もりしお)
ピークに理想体重でBC登録すると、パドックで尻に盛り塩が付くことが多い。
予後不良(よごふりょう)
レース中の事故により、再起不能と判断され、薬殺処分される事。牧場に墓ができる。
ラチ
柵のこと。内側を内ラチ、外を外ラチと言う。
理想体重(りそうたいじゅう)
「ちょっと太め」のコメントが出なくなってから-8Kg。馬齢とともに増えていく。
ワイド(わいど)
福島競馬からテスト実施、以後平成11年12月から全国展開となる馬券。すでに大井などの一部の地方競馬で実施されている。
つまり馬番連勝の対象を広げ、1-2着だけでなく、1-3着や2-3着でも的中とするシステム。
それだけに的中の範囲が広がるとJRAは言うが...。しかし購買層の拡大が真のJRAの目的に違いない。ちなみに証券会社の金融商品の名前ではない。
枠番(わくばん)
1〜2頭の馬をくくった枠のこと。レースで出走馬が9頭以上になると一つの枠に複数頭はいる。
騎手がかぶるヘルメットの色はこの枠番できめられる。